20の質問に答えるだけで、貴社の「仕組み」と「組織文化」の現状を可視化します。
貴社の品質経営レベルを4つの視点で可視化します。(所要時間:約3分)
Q1. 顧客への納期遅延や、品質不良による特急対応はどのような状態で起きていますか?
頻発しており、常に何かの火消しに追われ、現場は混乱している。発生するが、最後は残業やベテラン(または経営者自身)の「力技」でなんとか間に合わせている。基本的に計画通りに進むが、突発的なイレギュラーにはやや弱い。現場に適度な時間的・心理的な余裕があり、異常が発生してもプロセス内で吸収・解決できている。
Q2. 社内での不良(手直し)や、顧客への不良流出の「再発」について、どう感じていますか?
同じようなミスが何度も起きているが、日々の業務に追われて手が打てていない。注意喚起をして一時的に減るが、しばらくするとまた同じようなミスが別の担当者で再発する。一度起きたミスは、製造条件の見直しや治具の工夫など「不良が発生しないやり方」に再設計した上で手順書に反映され、同じ原因での再発は確実に防げている。同じ原因による不良の再発防止にとどまらず、さらに一段深い要因まで遡り、未然防止ができている。
Q3. 現場での「ムダ(手戻りや余計な作業)」と「コスト」の関係性をどう見ていますか?
そもそも何がムダなのか、どれくらいコストがかかっているか把握できていない。手直しや特急対応によるコスト増は痛いが、「顧客の要求に応えるためには仕方ない経費」と受け止めている。手戻りの時間や廃棄コストを可視化し、それを減らすための活動が定期的に行われている。ムダを省くだけでなく、その浮いた時間を次の品質向上や改善活動に投資できている。
Q4. 現場の作業員が「品質を確認する(立ち止まる)余裕」はありますか?
納期に追われすぎており、確認作業を飛ばしてしまうことが常態化している。「確認しろ」とは言っているが、実態としては生産数をこなすことが優先され、心の余裕がない。標準時間の中に「確認のための時間」が組み込まれており、無理なく実施できている。少しでも違和感があれば、作業者自身の判断でライン(作業)を止められる権限と余裕がある。
Q5. 協力会社(外注先)や調達品の品質トラブルに対する社内の対応はどうですか?
外注先の品質が不安定で、社内の検査や手直しでカバーするのに疲弊している。トラブルのたびに外注先にクレームを入れ、担当者に強く指導を求めている。トラブルがあった際は、外注先と具体的な作業手順や検査方法のすり合わせを行っている。外注先をパートナーと捉え、当社のノウハウを提供して共に品質を造り込んでいる。
Q6. ISO9001などの品質マニュアルや標準書は、現場でどのように扱われていますか?
マニュアルは一応あるが、誰も見ておらず、人によってやり方がバラバラだ。認証を更新できるレベルでは運用されているが、実態としては「ルールだから守る(書かされている)」感覚が強い。現場の実態に即しており、新人教育や日常業務のベースとして活用されている。現場が主体となって、より良くするためにマニュアルを自ら改訂し続けている。
Q7. 作業手順や機械の設定が変わる際(変更管理)は、どのように行われていますか?
担当者の判断で勝手に変わっており、トラブルが起きてから変更に気づくことが多い。変更の連絡は口頭やメモで行われるが、関係者全員に伝わっていなかったり、記録が曖昧なことがある。定められたルール(4M変更管理など)に基づき、事前に検証・承認された上で変更されている。変更によるリスクを事前に予測し、万が一問題が起きた際の「元の状態に戻す」手順まで確立されている。
Q8. 不良が発生した際の「暫定対応」と「恒久対策」は区別されていますか?
とにかく目の前の不良品を作り直す(選別する)ことで精一杯になっている。対策書は書くが、「気を付ける」「ダブルチェックする」といった暫定対応がそのまま恒久対策になっている。まず流出を防ぐ暫定対応を行い、その後、手順や治具を見直す恒久対策を分けて実施している。恒久対策の効果が定着したかを後日必ず確認し、仕組みとしてクローズするまでトラッキングしている。
Q9. 新入社員や異動してきた社員への「品質教育」はどのように行われていますか?
現場の先輩に「見て覚えろ」と丸投げで、体系的な教育がない。一通りのOJTは行うが、教える人によって内容が異なり、最後は本人のセンスや頑張り次第になっている。標準書に基づいた教育プログラムがあり、一定のレベルに達するまでは単独作業をさせないルールがある。なぜその手順が必要なのか(不良になる理屈)まで教え込み、自ら考えて作業できる人材を育てている。
Q10. 現場で「ルールが守りにくい(作業しづらい)」状況があった場合、どうなりますか?
黙ってルールを無視し、自分なりのやりやすい方法で作業を続けてしまう。やりにくさは感じているが、「決まりだから」と我慢して作業し、効率や品質を落としている。職制(リーダー等)に相談が上がり、ルールや手順書の改訂が正式に行われる。現場から「ルールをこう変えたい」という提案が上がり、スピーディに検証・承認される仕組みがある。
Q11. 不良やミスが起きた際の「なぜなぜ分析(原因究明)」は、どのような雰囲気で行われていますか?
怒られることを恐れて事実を正確に伝える習慣がなく、言い訳が先行しがちだ。報告は上がるが「誰がやったか(個人の不注意)」に焦点が当たり、本人が謝罪や反省をして終わることが多い。個人を責めるのではなく「作業手順」や「機械の動き」など、客観的な事実と仕組みに着目して追究している。ミスは「仕組みの弱点を教えてくれる宝」と捉えられ、当事者以外からも改善のアイデアが飛び交う。
Q12. 現場で「これは危ない」「おかしい」という悪い情報に気づいた時、報告のスピードはどうですか?
なかなか言い出せなかったり、どうにもならなくなってから報告が上がる。報告は来るが、「自分がなんとかリカバリーしてから(あるいは言い訳を考えてから)」報告しようとする傾向がある。悪い情報ほどすぐに報告するルールが徹底されており、速やかにエスカレーションされる。経営陣や管理職が「早く報告してくれてありがとう」と受け止めるため、ちょっとした予兆でも即座に共有される。
Q13. 顧客からの「ここをもう少し良くしてほしい」という要望に対する社内の反応は?
「そんなの無理だ」「顧客の要求が厳しすぎる」と、不満や反発が先に出る。「今の仕様(並)で図面通り作っているのに」と困惑し、渋々対応する空気になる。顧客の意図を正確に把握し、技術的に可能かどうかを客観的に検討しようとする。顧客の期待を超えるチャンスと捉え、「こうすればもっと良くなりますよ」と逆提案する姿勢がある。
Q14. 現場の整理・整頓・清掃(3S/5S)はどのような目的で行われていますか?
全く手が回っておらず、必要なモノを探すところから仕事が始まっている。号令や月1回の大掃除としてはやっているが、美化(綺麗にすること)自体が目的になっている。異常(汚れ、設備の劣化、欠品)にすぐ気づける状態を維持するために、日常業務として定着している。作業のムダを省き、品質を安定させるための「経営の基盤」として、全員が意味を理解して進化させている。
Q15. 会議やミーティングで、現場の社員はどのように発言していますか?
経営者や一部の声の大きい人だけが話し、他の社員はただ聞いているだけ。聞かれたことには答えるが、基本的には「指示待ち」であり、自発的な意見は少ない。それぞれの担当業務については、事実に基づいた報告や意見交換が活発に行われている。担当の枠を超えて「会社全体を良くするためにはどうすべきか」という視点での議論ができている。
Q16. トラブルが発生し、顧客への納期や品質が危ぶまれる時、経営者であるあなたはどのように振る舞うことが多いですか?
現場の責任者に丸投げし、結果だけを厳しく追及する。「なんとかせねば」と自ら現場に入り込み、指示を出したり、自ら動いて解決(火消し)してしまう。現場の対応をサポートしつつ、基本的には担当者や管理職に解決プロセスを任せている。トラブル解決自体は組織に任せ、自身は「なぜこの仕組みが機能しなかったのか」という経営システムの改善に徹する。
Q17. 「品質」と「納期・コスト」がぶつかった時、無意識にどのようなメッセージを現場に出していますか?
とにかく納期に間に合わせることを最優先させ、品質の多少の懸念には目をつぶらせる。「品質第一」と掲げつつも、納期が迫ると「なんとか今日中に出してくれ」と強いプレッシャーをかけている。基準に満たないものは絶対に出荷させず、納期遅れが生じる場合は自ら顧客に交渉・謝罪を行っている。品質こそが最大のコストダウン・納期短縮の武器であるという哲学を、日々の行動で社員に示し続けている。
Q18. 品質を維持・向上させるための「コスト(検査機器、システム、教育時間)」をどう捉えていますか?
利益を圧迫する単なる出費であり、極力お金や時間をかけたくない。ISO審査や顧客からの要求を満たすために、必要最低限の予算や時間を「しぶしぶ」割いている。不良流出やクレーム対応のコストを防ぐための「保険(必要な投資)」として計画的に予算化している。他社との差別化を図り、会社のブランド価値を高めるための「最優先の戦略的投資」と位置づけている。
Q19. 社員を評価する際、無意識に高く評価してしまうのはどちらのタイプですか?
ルールを守るかよりも、上司(自分)の顔色を見て素早く動くタイプ。トラブルが起きた時に、残業してでも必死に火消しをしてくれる「馬力のあるタイプ」。目立つ活躍はないが、決められたルールを実直に守り、ミスを起こさないタイプ。トラブルを未然に防ぐ仕組みを作り、誰もが同じ成果を出せるように標準化できるタイプ。
Q20. 自社の「品質管理体制」に対するあなたの率直な自己評価は?
どこから手をつけていいか分からないほど、ボロボロで頭が痛い。致命傷はないし基礎はあるが、「私の頑張り」がなければ回らず、ここから先どう成長させればいいか壁を感じている。組織として自律的に回る仕組みができており、経営者として安心できている。当社の品質管理は顧客からも高く評価され、業界の手本となるレベルに達していると自負している。
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